理容えひめWEB版(春号)  2025.4.1 令和7年 (No.4)

代々木の窓から -76-

2025年が明けて、早一か月が経ちました。年始の会や賀詞交歓会、また新春の宴等々と参加をして、それぞれの方の意気込みをお聞きすると、偉大なる抱負や希望を持っていることに改めて感動を得ました。 愛媛県知事、そして松山市長の海外交流や観光事業を中心とする街の活曲化構想には、理美容業にあてはまる内容もあり、業界の活性化の参考にさせていただこうと思っています。

全国理容連合会 理事長 大森利夫

特に私の目前に迫っている問題は、昨年6月より開かれている理美容専門委員会(厚生科学審議会分科会)での理美容師養成校運営や理美容のあり方の議論であります。これまでに昨年の6月、9月、12月と委員会が開かれました。(詳しい内容は、厚生労働省ホームページ(注1)で見ることができます)理美容のあり方については、過去にも平成27年から28年にかけて専門委員会があり、お客さまに多様なサービスが提供できるよう双相方の資格を取りやすくする制度へとなり、それに合わせての「理美容のダブルライセンス」制度が出来たのです。また同時に理容サロンでの女性のパーマもOKとなり、お客さまの利便性の向上につながりました。 そしてこの度はそれを一段と進めようと、昨年6月18日の第一回会議では、1.社会ニーズの観点から、2.国際化社会の視点から、3.理美容養成校の運営上からもと、それぞれの問題点を挙げ、適正なる方向をまとめて下さるよう要望をしました。 愛媛県でも過疎地では理容サロンは減少していて、そのサービスにはタクシ1業界のライドシェアの例もあり対岸の火事とは言えない状況であります。

また理美容の理容師養成校(学校)は生徒の減少で経営が成り立たず閉校・閉科がある問題点をも、その委員会で述べました。しかし現実の過去三回ではこれらの議論がされてなくて、第3回会議(昨年12月25日)では、痺れを切らせて私は「理容、美容、教育センタ1とそれぞれの問題点があり、それらの問題に対して学識経験者の方々の意見を参考に、世の中の流れに遅れないようにすることが求められています。私が第一回会議でも述べた内容について次の会議までには考えていただきまとめて欲しい」と訴えました。 私は、スッキリと理美容免許の統合化を望んでいますが、多様化社会での独歩発言は控えています。

しかし会議の中での発言で「理容と美容は文化が異なる」との言葉には、「文化は時代に合わせてつなぐもの」とどこかで反論しておこうと考えています。私は自分の意見の無理押しを控えるために、委員会終了後に、全国理容連合会の総合研究所に、その委員会の議事録を持ち込み連合会の意見を頂戴して、次の会議での資料として発言しているのであります。この専門委員会は、年度内にあと数回はあると思っています。理美容師免許の一本化やその方向付けもですが、何と言っても少子化の中での生徒不足の、愛媛県内では河原学園や東予理美容学校の学校経営を思うと理美容の同時授業を一層進めて教員数や教室の軽減等々を行い、理容師養成校の存続に努めようと考えています。 子供は国の宝、理容師の後継者づくりは、儲かる業づくりと併せて次の世代につなぐ重要なことです。今の役職を務める者として、使命と責任を胸に刻み、しっかりとその役割を果たして参ります。

(注1)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei-127723_00001.html

理容師を目指して「私の夢」河野ビューティーモード専門学校

理容学科 星野 樹(ほしの いつき)

夢は、次もお願いしたいと思ってもらえる理容師になることです。そのためには、技術はもちろん、お客様とのコミュニケーションが大事だと考えています。私がこの業界を目指した理由は、自分の髪質の悩みです。癖毛でずっと悩んでいたのですが、私と同じように髪質に悩んでいる方は多いと思います。同じような悩みを理解し、少しでも解決できるような理容師になりたいと思います。今後の学校生活も、今描いている理想の理容師になれるよう真剣に取り組みたいです。

理容学科 宮岡 継弥(みやおか つぐみ)

私の将来の夢は、地元から理容業界を盛り上げられる理容師になることです。そのために学生時代のうちから、ワインディングやカット、座学も一生懸命学ぶのはもちろんですが、人間性も成長できるように先生の話をよく聞き、自分の考えをしっかり持ち成長していきたいです。
そして将来は、一人ひとりのお客様に合った髪型を提供し、技術も接客も一流の理容師になりたいと思います。これからも一日一日を大切に頑張っていきたいです。

ヘアクリエーション発表講習会

1月19日、松山市内の愛媛県男女共同参画センターにおいてヘアクリエーション【UNDERSTAND】発表講習会が松原智哉全理連中央講師を兵庫県からまねき、受講者18名(内実習受講者4名)で開催された。
 はじめに藤田浩二教育部長から「新しいパーマ技術の提案もありますので一つでも身に着け明日からの営業に活かしてください」とあいさつがあり講習にはいった。
 マッシュからレイヤーウルフへとつながるパーマスタイルが提案されており、波巻きパーマ・スクリューパーマを組み合わせ、営業でも高単価が狙える技術が説明された。
 参加者からも「スクリューパーマの動きは面白い」「トップに変化をつけるにはやってみたい」など営業への取り入れ方を検討する声もあり有意義な講習会であった。

第50回愛媛県理容組合ゴルフ大会

11月18日、愛媛県理容組合組織部(藤田常博組織部長)では、菊間町の松山シーサイドカントリークラブにおいて第50回愛媛県理容組合ゴルフ大会が開催された。
10月のヘアワールドジャパンカップまで休日返上で準備だった為、久々の連休はゆっくり家族サービスをと考えていた方もいて参加者は15名と少なかった。
開会挨拶に続き、宮﨑富夫さんからルール説明の後、スタートとなった。
 天候にも恵まれ、心地よい海風に吹かれながら参加者の皆さんは存分にゴルフを堪能した様子だった

当日の成績は以下の通り

 優勝 谷本道明 大洲喜多

 2位 山崎冨美男 鬼北

 3位 向井信行 今治

儲かる業づくり

儲かる技術    松山支部

1月13日、松山支部(松田シンジ教育部長)では市内組合店舗にて儲かるセミナーを開催した、参加者は約10名。株式会社ROGUの店長、芝恭輔さんにメッシュキャップを使った、実技講習の他、代表の河野真魚さんによる近年社会のサロンのセミナーが行われた。

リポート 池内 啓剛

デジタル活用で儲かる業へ 松山支部

1月27日、松山支部(松田シンジ教育部長)では市内組合員店舗にておいて儲かる業セミナー(デジタル活用勉強会)を参加者約10名で開催した。

講師に、森田ルミ子全理連エステ講師を招き自身のエステサロンにて活用しているホームページや公式LINE、Googleビジネス、インスタグラムについて説明された。

今回はその中から、インスタグラムと予約システムも活用できるヘアなびの連動方法など効果的な使い方のレクチャーがあった。組合員さんが登録できるヘアなびでお店の紹介など、これからの時代、使っていけるコンテンツにみなさん、とてもいい勉強になったと思います。

リポート/池内 啓剛


儲かる業セミナー    東予ブロック

 11月25日、東予ブロック会(菅道隆ブロック長)では今治市内、テクスポート今治において儲かる業セミナーを参加者16名で開催した

 今回のセミナーは「自店の弱点解消検討会」と題し国の小規模事業者向け補助金を活用し各店舗の顧客向けの新メニューを検討する事として実施した。

 はじめに中小企業診断士の近本裕也講師に個人向け補助金情報と活用事例の紹介があり、その後、日本政策金融公庫の五十嵐融資課長から補助金活用時における融資方法の提案や種類について説明があった。その後にはタカラベルモントから脱毛機やリフトアップなどに使えるエステ機器の体験とルベルのインストラクターによるヘッドスパの体験講習が行われた。講習の合間には講師に対して申請書類の書き方についての相談する参加者もいて活用に向けて準備している人もいた。自己負担を抑えながら店舗改装や新メニューのための機器購入を出来るように今後も継続できればと思っている。

南予ブロック新年懇親会 開催

2月2日、南予ブロック会(藤田常博ブロック長)では新年懇親会を宇和島市かどや弁天町店で開催した。

藤田ブロック長の挨拶で会議が始まり吉村則男副理事長より今回急遽愛媛県で全国大会が開催された経緯とお礼とか述べられた、そのあとで儲かる業づくりの経営セミナーの実施についてと衛生消毒講習会の実施の日を決定した。

最後に今年8月に参議院で自民党愛媛選挙区から立候補される上野ゆかさんについて紹介され会議は終了した。 

その後、懇親会となり衆議院議員長谷川淳二様より来賓祝辞を頂き日本政策金融公庫宇和島支店支店長代理門野誠治様の乾杯の発声で歓談の会へと移り、役員と来賓の長谷川淳二様や門野誠治様との話がはずんでいた。

 令和に6年度衛生消毒講習会

南予5支部で衛生講習会(宇和島・吉田・津島・南宇和・鬼北) 

12月2日、宇和島南予地方局第2会議室で衛生消毒講習会が実施されました。吉村県副理事長からお話があり講師の先生から大変有意義な衛生消毒の講習ならびに事業譲り渡しや各種手続きに関する為になる講習をして頂きました。良い講習会になったと思います。

リポート  藤岡 修

南予3支部合同で衛生講習(大洲喜多支部・八幡浜支部・宇和支部)

11月18日南予地方局八幡浜支局で、大洲喜多支部・八幡浜支部・宇和支部の3支部合同で衛生講習を行い、25名が参加ました。普段の営業ではあまり気が付かない内容で、みなさん真剣にメモをとりながら保健所の先生の話に聞き入っていました。約1時間の講習でしたが、有意義な講習となりました。

  リポート  川元 智也

中予ブロック衛生講習会(松山・上浮穴・古町・伊予・松山北 )

11月25日、松山市民会館において中予ブロック(松山・上浮穴・古町・伊予・松山北)が合同で衛生消毒講習会を開催し35名が参加した。最初に、松山市保健所生活衛生課の桐山知久氏から理容所の現状についての説明があり、施設の減少や理美容師の混在・ハサミやカミソリの消毒についての相談が多いという報告があった。また、令和5年12月の『理容師法施行規則』の改正によって、事業譲渡の届け出が大きく変わったことの説明があった。次に、理学療法士の黒川直樹氏からNAGARA運動チャレンジとして「運動を薦めてもなかなか浸透しない、運動不足で健康を害することが多い、とにかく座っていないで、まず体を動かしてください。」と提案があった。続いて、スマートフォンの普及により『ストレートネック』が多くなっている。壁にかかと・背中・頭がピッタリつくかで見極めることが出来る。と実演を交えて解説し、「出来るだけスマートフォンやパソコンのディスプレイを目の高さにしてください。」と提案があった。繰り返しになりますが、「とにかく少しでも動くことと、スマートフォンは少しでも目の高さに近くすることを実行してください。」と講習を締めくくった。

東予ブロック部衛生講習会(今治支部)

 12月2日、今治支部(近藤正泰支部長)では市内、市民会館において衛生消毒講習会を参加者20名で開催した。「衛生消毒の最新情報」と題して今治保健所から講師を招き理容所内のおける衛生措置から感染症についての再確認や感染経路など庇護を忘れがちな注意点や手洗いの重要性などの説明があった。
 その後令和5年12月の法改正について説明があり事業譲渡が容易になった点が説明された。組合員の高齢化か進むなか開設届の内容を譲渡できるようになり、開設者の引継ぎができるようになった。質疑応答では、従業員へ事業譲渡についての注意点など質問があった


支部だより

3支部合同で全国大会慰労会🍺


11月25日、松山市のチャイナ白魂において、10月に開催した理容全国大会の慰労会を松山・伊予・松山北の3支部合同で行った。当日は、南予から吉村則夫大会実行委員長と企画運営を手伝った株式会社COVAエステート小林真三社長も加わって30数名が参加した。

 藤田浩二松山支部長の乾杯の音頭で始まった慰労会は、手土産の袋詰めから、前日・当日の苦労話、終わった後の達成感の話などで大いに盛り上がった。約2時間があっという間に感じられた宴会も、玉井護副理事長の三本締めの後、全員で記念撮影をしてお開きとなった。


宇和島支部忘年会

令和6年12月14日(土)宇和島支部忘年会が、夜7時30分より平家にて行われました。

村上支部長の1年の総括があり大変楽しい忘年会となりました。

   リポート 藤田 修

今後の主な予定

  • 4月7日(月) 監査会・三役会(表彰委員会)(県組合事務所)
  • 4月21日(月) 第1回常任理事会・理事会(愛媛共済会館)
  • 5月19日(月)総代会(リジェール松山)

広報部より

次回発行は、令和7年7月1日予定
投稿は、5月15日までに
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